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先進安全自動車講習 in 静岡

2017/01/31


寒さの衰えが見えない週の初め頃、遠路、静岡県裾野市まで講習に行って参りました。

 

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朝の8時前に新倉敷を発車し、途中、岡山、名古屋で乗り換え、静岡県の三島で下車します。

 

雪の影響で途中、低速走行になり約15分の遅れが出ましたが何とか到着しました。

 

下の写真が雪がすごかった米原です。

 

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裾野市はその名の通り、富士山の裾野にある都市で、

 

トヨタ自動車などの先端技術の研究施設が多いことでも有名です。

 

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今回、先進安全自動車の技術講習を受講するために

 

あいおいニッセイ同和損保さんの東富士自動車研究センターというところに

 

やってまいりました。

 

最新の50系プリウス、アウトランダーPHEV、ハリアーHVなど、

 

最新の技術が搭載された自動車の機能など、とても濃い内容を学ばせて頂きました。

 

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そして岡山県からは私一人のみ。帰って研究発表的な事をしなければいけませんので

 

責任重大です。県外から来ていた方々も業界の重鎮の方々ばかりで緊張しましたが

 

皆さんとても勉強熱心な方ばかりで、終始和やかな雰囲気で学ぶ事が出来ました。

 

最近の車はほとんどが電子制御になっています。その為、スキャンツールという

 

端末診断機を車両とつないで、故障診断、交換部品の再設定などをしなければなりません。

 

そして難しいのはここからです。レーダークルーズコントロール(車間距離制御装置)、

 

プリクラッシュセーフティシステム(衝突被害軽減ブレーキ)、レーンディパーチャーアラート

 

(車線逸脱警報装置)、ブラインドスポットモニター(死角からの車両接近警報システム)の設定です。

 

メーカーによってシステムの名称は様々ですが。(ここではトヨタ)

 

最新型のプリウスで、このシステムの制御は、フロントガラスに取り付けられた単眼カメラと、

 

フロントバンパー及びリヤバンパーに内蔵されたミリ波レーダーと言われる音波発生装置で行います。

 

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部品を交換した場合や損傷個所を修理した場合はこのように大がかりで精密な再設定が必要です。

 

設定には広めのスペース、専用の測定機器、ディーラー専用スキャンツールが必要です。よって、

 

現段階で、全ての先進安全技術の再設定を我々、車体修理工場で行う事は不可能です。

 

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ですが、我々が行うクルマの修理に不備があれば、いくら最新の技術が備わっていても正しい動作を行えず、

 

お客様の安心、安全を脅かすことになりかねません。

 

今回の研修会では改めて、我々、車体整備の重要性と責任の重さを実感、再確認することが出来ました。

 

時代の潮流に取り残されないよう、自動車修理の正しい知識と技術を、学び続けたいと思います。

 

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でも今度は是非プライベートで来たいなあ・・いいとこだったなあ裾野市と

 

思いを巡らしながら帰路につくのでした・・・・。

 

 

クルマのホームドクター

有限会社 谷野自動車工業
自動車のキズ・ヘコミ修理 鈑金塗装 保険修理
岡山県倉敷市玉島阿賀崎1-3-7 浅口市 総社市 笠岡市

 


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